今の子供たちが大人になったとき、仕事でもプライベートでもパソコンを使用する機会は多くなっているでしょう。だからと言ってパソコンに慣れさせるために完成されたパソコンを与えてもゲームやYoutubeを見ることに使うだけでしょう。
今回は、パソコンを自分で組み立てることで仕組みが理解でき、実際に使うことも可能な「Kano PC」をご紹介します。
Kano PC
子供向けにパソコンを組み立てることで仕組みを理解することを目的に開発された「自作PCキット」です。大人でもパソコンを自作したことがない方も多いと思いますので、子供と一緒に作ってみてはいかがでしょうか。
「Kano PC」にはデスクトップ型とタブレット型の2種類が用意されており、どちらも通常のパソコンとして使用するのであれば、性能としては問題なく使うことができます。用途に応じてどちらか使いやすい方を選びましょう。
デスクトップ型
持ち運びができないデスクトップ型ですが、画面サイズがディスプレイ(別売)に依存するので大きくすることも可能です。オペレーティングシステムは既にインストールされており、Chrominiumがインターネットブラウザとして使うことができますが、Youtubeの中には見れない動画もあるようです。
プロセッサー | 1.2 GHzのクアッドコア64ビットBroadcom BCM2837 | メモリ | 不明 | ||
出力 | HDMI | OS | RaspbianベースのKano OS | ||
USB | 2.0×4 | その他 | Wi-Fi、Bluetooth Low Energyなど |
タブレット型
ディスプレイサイズが10.1インチと大人にとっては小さいですが、持ち運びに便利な計量なのでお子様でも軽々持つことができます。キーボードが付属しており、タッチ式なのでマウスは不要です。インターネット用のブラウザもインストールされていますのでYoutubeも見ることができます。
SoC | Atom x5-8350(1.44GHz、ビデオ機能内蔵) | メモリ | 4GB | ||
出力 | HDMI | 解像度 | 不明 | ストレージ | 64GB |
USB | 3.0×1、2.0×1 | その他 | 無線LAN、Bluetooth 4.2など |
Kano Camera
2020年10月31日に『Kano PC』の純正アクセサリとしてWebカメラが発売されました。お友達の家で一緒に勉強することが簡単にできなくなった昨今、直接会わなくてもリモート形式で会話をしながら友達と勉強することもできます。
向きや角度を自由に変えることができるフレキシブルアームが搭載されており、切替可能なマクロレンズは、手元のノートや教科書を写してもぼやけず、細かい文字もくっきり見えます。さらに、レンズを中央で止めることでカメラが映らなくなるプライバシーモードにも切り替えることができます。
まとめ
2020年から小学校でプログラミング教育が始まり、子供にパソコンへの興味を持たせる必要性を感じている方におすすめです。自分で苦労して作ったものであれば大切に使うし、動かなくなれば直そうとするでしょう。子供が成長する過程で必要なことを学ばせることができるのではないでしょうか。