一昔前に比べると、テレビ中継でプロ野球を見る機会は少なくなってきましたが、侍ジャパン(野球日本代表)はテレビ中継されており、最近では大谷翔平選手などの日本人選手活躍するメジャーリーグの試合をテレビ観戦できることもあります。
プロ野球選手は子供の憧れの職業としてまだまだ人気ですので、お子様に「野球やりたい」と言われることもあると思います。ここでは、野球初心者のための道具選び、グローブの選び方をご紹介します。
グローブの選び方
ボールの種類
少年野球には、「硬式」と「軟式」、少し変わりますが、「ソフトボール」があります。初心者の場合は、「硬式」だとケガをしやすいので、まずは、柔らかくて扱いやすい「軟式」のグローブを選んで、キャッチボールから始めましょう。
利き手
右利きの場合は、右手でボールを投げることになるので、左手にグローブを着けます。左利きの場合はその逆になります。グローブの購入時は「右利き用」「左利き用」「右投げ用」「左投げ用」などの様々な表記があるので注意が必要です。
ポジション
野球では、ポジション(ピッチャー、キャッチャー、ファースト、内野手、外野手)によって適したグローブが異なります。初心者で、どのポジションを守るか決まっていない場合は、「オールラウンド」というタイプがあり、キャッチャー以外ではそのまま使うことも可能です。
サイズ
子供はすぐに大きくなるからと大きめのサイズを選びがちですが、合わないサイズを選ぶとキャッチしにくくなるので、ケガにつながりかねません。必ず手の大きさにあった、扱いやすいグローブを選びましょう。
ポジション別グローブの特徴
ピッチャー
ピッチャー用グローブの特徴は、投球前にボールの握りが見えて球種が相手にバレないように、網目がふさがっています。その他、色や重さ、形は自由に選んでも大丈夫ですが、公式戦で使用できるグローブの色が白・灰色以外と決まっている場合があるので注意が必要です。
キャッチャー
キャッチャーミット(キャッチャー用グローブ)は、必ず着用するようにルールが定められているので、オールラウンドのタイプは使用できません。取りやすいキャッチャーミットがおすすめですが、盗塁を刺すために、ボールの持ち替えやすさも選ぶ際のポイントになります。
ファースト
ファーストミット(ファースト用グローブ)は、確実にキャッチすることが目的なので、軽くて扱いやすく、大きめを選ぶのがおすすめです。ただ、大きくてポケットが深すぎると、投げる際にボールの持ち替えがしにくくなるので注意が必要です。
内野用
セカンド、サード、ショートの内野手は、キャッチするのと同時に素早く投げることも求められるので、軽くて扱いやすい、小さめを選ぶのがおすすめです。小さくてキャッチしにくい場合は、オールラウンドのタイプを選ぶとよいでしょう。
外野用
レフト、センター、ライトの外野手は、フライを捕球することに長けた大きめを選ぶのがおすすめです。ただし、外野手も捕球した後にする投げる(バックホームなど)場合があるので、ボールの持ち替えにくさを感じる場合はオールラウンドのタイプを選ぶとよいでしょう。
まとめ
筆者は、オールラウンドのタイプを好んで使用していました。外野手用のグローブはキャッチしやすいのですが、大きくて持ち替えにくいので返球が遅れてしまうというのと、キャッチのしやすさに差がなかったというのが理由です。キャッチャーは別ですが、その他のポジションの場合は、扱いやすさで選ぶとよいでしょう。